コロナ禍(か)の中で学ぶ皆(みな)さんは“かわいそうな世代”じゃない〈危機の時代を生きる〉 八王子市個別指導の学習塾 未来義塾です

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2021/04/08

大阪市立大空小学校初代校長 木村泰子さんのお話し

 

国内で新型コロナの(かん)(せん)拡大が本格化してから1年。ある意味で、コロナ()によって大人以上に()(まん)()いられてきたのが小・中学、高校生たちかもしれない。大阪市立大空小学校で初代校長を(つと)めた木村泰子さんに、コロナ()の中で学ぶ子どもたちや()()ちゆく友、保護者などへのメッセージを語ってもらった。(聞き手=大宮将之、村上進、2021年2月20日付) 

 

チャンスやで!

 ――この一年、生徒の多くは(たの)しみにしていた学校行事や目標にしてきた部活動の大会等が中止や縮小となりました。彼ら・彼女らは“コロナ世代”とも()ばれ、「かわいそうだ」との声も聞かれます。

私も学生時代、水泳に()()んできたので、試合に出られない(くや)しさなど少しは分かるつもりです。でも、その上であえて言うのですが、私は今の子どもたちを1ミリも“かわいそうだ”とは思っていないんです。

私はコロナ禍が()こってから、つまらなそうにしていたりする(わか)(ひと)たちには、こう言っています。「あんたら、(じつ)はめっちゃ幸せなんやで! こんなチャンスはないんやで!」って。

なぜなら、私たち大人の世代が(わか)(ころ)()ることができなかった“(けい)(けん)()”をいっぱい得られるから。「経験()」じゃないですよ。“ち”は「()(しき)」「()()」の“知”です。

経験知は、自分が体験しなければ得られません。体験が経験になり、生きる知恵に変わっていくんですね。

コロナ禍前の学校生活は、言ってみれば「想定内」の学びが多かったといえます。でもこれだけ変化が(はげ)しく、10年・20年先が()(とう)(めい)な社会に飛び込んでいく子どもたちには、「想定外」を生き()(ちから)がどうしても必要になってきます。

それを私は、「見えない学力」と()んでいます。「見える学力」とは(ちが)って、テストの点数では(はか)れない「見えない学力」を身に付ける貴重な経験を、今の子どもたちはしていると思っています。

 

 私が初代校長を務めた大阪市立大空小学校は15年前の2006年、「すべての子どもの学習(けん)()(しょう)する学校をつくる」という理念のもと開校しました。

特別()(えん)の対象となる子どもも(ふく)めて(すべ)ての子どもたちが同じ教室で学びます。校則は(いっ)(さい)なし。あるのは、“たったひとつの約束”である「自分がされていやなことは人にしない、いわない」のみ。

校則ではなく約束なので、(やぶ)っても(ばっ)せられるのではなく、やり直せばいいということでやってきました。

木村泰子さんが初代校長を務めた大阪市立大空小学校の校舎(写真は全て本人提供)
木村泰子さんが初代校長を務めた大阪市立大空小学校の校舎(写真は全て本人提供)