熱戦ねっせんが繰り広げられた世界陸上ロンドン大会。

男子５０キロ競歩きょうほで２人が表彰ひょうしょう台だいに立ち、男子４００メートルリレーで銅メダルを獲得かくとくするなど日本選手の活躍も光ひかった。

男子２００メートルで、大会史上最年少の決勝進出者になったサニブラウン・ハキーム選手。

この２カ月前、練習パートナーのティアナ・バートレッタ選手（女子走り幅はば跳とび）から“何のためにロンドンに行くの？”と問われた。

“経験のため”と答えると、明確な目標がなければ世界では勝てないと叱しっ咤たされた（「Ｎｕｍｂｅｒ　Ｗｅｂ」）。

彼女は２００５年のヘルシンキ大会に１９歳で初出場し、金きんメダルを獲得。

だがその後、次の目標が見いだせず、スランプに。

苦しい時期を越え、一昨年の北京大会で世界一に返かえり咲ざいた彼女の言葉は、後輩を奮ふるい立たせたに違いない。

その後、サニブラウン選手は“最終的な目標は世界記録”と口くちに出すようになった。

目標が大きいほど、乗り越えなければならない壁かべは高い。

池田先生は、困難と戦う友を「目標を見失みうしなわない限り、無む駄だな日は一日たりともない。日々、価値ある黄金おうごんの一日となり、希望がわき、成長もできる」と励はげました。

わが人生と広布の目標は明確か、改めて自身に問いたい。

敢然かんぜんとゴールへ進み続ける人に“人生の金メダル”は輝く。（泰）